大人の工場見学!リニューアルした島本町の山崎蒸溜所のツアー参加者限定土産はこのグラス【たかつーレポ】
サントリー山崎蒸溜所の見学ツアーに参加してきました!

今回はたかつー編集部の



「サントリー山崎蒸溜所」は、1923年に建設に着手、1924年に竣工・蒸溜開始をした日本初のモルトウイスキー蒸溜所。1984年には、山崎蒸溜所のモルト原酒のみでつくられたシングルモルトウイスキー「山崎」が誕生しました。
そして、100周年を迎えるにあたって、リニューアル工事のためにしばらく休止していた見学施設の営業が2023年11月から再開。
この記事ではリニューアル部分を中心に魅力をたっぷりご紹介予定です!

(ウイスキー館)
【見学ツアーの種類】
①山崎蒸溜所ものづくりツアー 3,000円(予約抽選制)
→仕込みから熟成まで製造工程を見学し、「シングルモルトウイスキー山崎」や希少な「モルトウイスキー原酒」の試飲が楽しめる
②山崎蒸溜所ものづくりツアープレステージ 10,000円(予約抽選制)
→上記に加え、プレステージツアーでしか立ち寄れない製造エリアや実際のつくり手の作業の様子の見学、「山崎12年」や希少な「モルトウイスキー原酒」の試飲が楽しめる
③山崎ウイスキー館見学 無料 ※製造工程見学無し(予約制)
→ウイスキーづくりのこだわりや歴史の展示を楽しめたり、テイスティングラウンジでの試飲(有料)、ショップでのお買い物ができる。①②のツアー参加者はこちらの見学もセットになっています。
①山崎蒸溜所ものづくりツアー 3,000円(予約抽選制)
→仕込みから熟成まで製造工程を見学し、「シングルモルトウイスキー山崎」や希少な「モルトウイスキー原酒」の試飲が楽しめる
②山崎蒸溜所ものづくりツアープレステージ 10,000円(予約抽選制)
→上記に加え、プレステージツアーでしか立ち寄れない製造エリアや実際のつくり手の作業の様子の見学、「山崎12年」や希少な「モルトウイスキー原酒」の試飲が楽しめる
③山崎ウイスキー館見学 無料 ※製造工程見学無し(予約制)
→ウイスキーづくりのこだわりや歴史の展示を楽しめたり、テイスティングラウンジでの試飲(有料)、ショップでのお買い物ができる。①②のツアー参加者はこちらの見学もセットになっています。
見学ツアーはとっても人気のため予約抽選制となっています。だいたい開催月の2ヶ月前に予約抽選受付が開始されているので、気になる方はチェックしてみてください。
今回は1番スタンダードな「①山崎蒸溜所ものづくりツアー」に参加してきました!
それでは詳しくどうぞ。
山崎蒸溜所ものづくりツアー(80分)
受付

まずはウイスキー館1階で受付を済ませます!

時間になったらアナウンスがあるので、ウイスキーづくりの工程がミニチュアで再現されているエリアに集合。
ガイドの方から映像とともに山崎蒸溜所の概要について紹介があり、ついに製造工場へ!!!
仕込室

まず原料について映像を見ながら説明を受けた後に仕込室という場所へ。

仕込室に入ると、熱気と麦の香りがブワッと感じることができます。
ちなみに奥の仕込槽に銅蓋を採用したのは「かっこいいから」と、あまりにシンプルな答えに参加者の皆さんからも笑いが起きていました(笑)


大きな仕込槽の中では、ウイスキーの原料である麦芽と温めた仕込水を混ぜ合わせ「麦汁」という甘い麦のジュースが作られていて、透明の窓枠から覗くこともできますよ〜!
発酵室

続いてお隣の発酵室へ。こちらはまさに発酵中というような酸っぱい香りがしました。
以前は入ることができませんでしたが、今回のリニューアルに伴って入室が可能になったそうですよ!
この業界では、温度管理が容易で安定した発酵が可能なステンレス槽が一般的だそうで、伝統的な木桶を使うことは珍しいのだとか。

足もとにはガラス板も新たに設置され、なが〜い大きな木桶の深さがよりリアルに感じることができました。
蒸溜室

続いて蒸溜室へ。

蒸溜室は見学ツアーの中でも特に人気の撮影スポットとなっているようです。
ちなみに蒸溜釜は形が微妙に異なっているので、実際に見学で訪れた際に違いを探してみてください〜!

蒸溜室で2回蒸溜を繰り返してできるのが、アルコール度数約70%の「ニューポット」と呼ばれる液体。
この「ニューポット」がウイスキーの元となる液体で、後ほど紹介する『テイスティングラウンジ』にて100円で試飲することが可能なんだとか。
なかなか世に出回るものではないので、試す価値あり!ではないでしょうか。ちなみに実際に飲んだ方からは「熟成って大事なんだな」という意見が多いんだとか…!
貯蔵庫

先述した「ニューポット」を樽詰めしているのが貯蔵庫。温度管理は一切していないそうですが、とってもひんやりした空気でした…!
そしてウイスキーの香りが漂っていてとっても大人な空間。

山崎蒸溜所ではさまざまな樽を使い分けていて、材質や大きさなどで、できあがるウイスキー原酒の味わい・香りが違うんだそう。

そして熟成の年数を重ねるごとに樽に使用されている木の色が移り、無色透明のニューポットがあのウイスキーの琥珀色に変化していくようです。
また、原酒は樽材を通して年間2~3%が蒸散してなくなるので、熟成年数が長い左の樽は少し量が減っているという豆知識も教えてもらいました!
熟成樽のメカニズムは未だに解明されていない部分も多いそうで、なんだかそういう神秘的なところにもロマンを感じます。

そして貯蔵庫には、とっても貴重な1924年の山崎蒸溜所操業開始当時の樽も展示。
全ての樽に蒸溜された年が書かれているのですが、自分の誕生年を見つけるとすごい嬉しい気持ちになりました!

貯蔵庫をでるとステキな庭園が広がります。そして見学ツアーも終盤、いよいよウイスキーのテイスティングへ…!
テイスティング

製造工場から移動しまして、お待ちかね「テイスティング」のお時間です!
ここでは、「山崎」というウイスキーがどのように作られているのかちょっぴりお勉強。お話を聞けば聞くほど、手間のかかり具合やブレンダーの方々の凄さ、希少性などが分かり、手に入りにくい理由も分かります。

そしていざ、ブレンダーになりきってテイスティング!アルコールが飲める人用のセットはこんな感じ。

アルコールが飲めない人はソフトドリンクが用意されていますよ〜!

チョコやナッツ類のおつまみも用意されていました。これがまたウイスキーに抜群にあうんです。これらは後ほど紹介するギフトショップでも手に入ります。

そしてウイスキーの大事な原料でもある「山崎の水」も!



テイスティングは樽ごとに原酒3種類と「山崎」が用意されていました。

ガイドさんのお話を聞きながら、まずは光に当てて色を確かめます。

色の後は、香り、そしてお好みで原酒の味を確かめ、水を加えてトワイスアップという方法で最終の味を確かめます。



比べるとすごく分かりますが、樽によって色も香りも味も全然ちがうんですね〜!なかなかこの香りと味を言語化するのが難しいのですが、ブレンダーの方々はしっかりと言語化し、「山崎」の味を守りつづけているんだそう。ものすごい仕事だ…。

そして最後は最高に美味しい山崎のハイボールの作り方を教わって…

かんぱーい!!!


ほんとうに美味しすぎました…このお味はぜひ現地で!

山崎の文字が刻印されたテイスティンググラスはお土産としてもって帰ることができます。

ここで見学ツアーは終了!このあとは自由解散となっており、展示コーナーを見たり、ギフトショップでお買い物をしたり、テイスティングラウンジでお酒を楽しんだりできるので、それぞれ紹介していきたいと思います。
展示コーナー

展示コーナーは、山崎ウイスキー館1階と2階にあります。ツアー受付のレセプションの真後ろから始まるので、ちょっと早めに着いた場合はここでツアー開始まで展示を見学しながら待てますよ。


1階にはサントリーウイスキーの歴史について展示しており、当時の貴重な資料やボトル、創業者・鳥井信治郎さんなどについて詳しく知ることができます。


2階はサントリーウイスキーの製造工程や品質向上へのこだわり、過去に受賞した賞の一覧などが見られます。
展示コーナーも大幅に内容をリニューアルしたそうで、ウイスキーの歴史や工程が存分に見学可能!
ギフトショップ

2階展示コーナーに隣接しているのがギフトショップ。

ここでは、樽を再利用して作られた木のグッズや、

ウイスキーを美味しく飲むことができる用途別のグラスなどが!

また、ウイスキーにあいそうなお菓子などもたくさんありました。

そして、もちろん山崎も!!!
ただギフトショップで取り扱っているウイスキーは在庫が流動的なため、購入できない場合もあるとのこと。
山崎蒸溜所限定のウイスキーなどもあって、その日に出会えるかは運次第!出会えたらラッキーです!

ギフト包装もできるので、ウイスキー好きの方に贈ったらとっても喜ばれそうですね〜!
テイスティングラウンジ

そしてどーんと目に入るのが、1階奥にあるテイスティングラウンジ。

こちらは、実際に使用されていた蒸溜釜を使っているんだそう!大きいですね。

テイスティングラウンジでは、30種類以上のウイスキーが15mlのストレートで用意されています。気になるウイスキーがあればこの機会に試してみるのがおすすめ!(有料)

でもやっぱり貴重なウイスキーなので、テイスティングラウンジでは1人6杯までの制限付きです。

山崎の名水は自由におかわりできる模様。

テイスティングラウンジ周辺には、発酵槽の深さを体感できるスポットがあったり、

各年代の樽に貯蔵されているウイスキーがボトル詰めされて展示されていたり。
いろんなウイスキーの色があってめっちゃ映えスポット!圧巻の景色で、このエリアに入った瞬間「うわ〜すごい」と心が奪われました…。
その他の見どころポイント
入口のモニュメント

踏切を渡る前から目に入るこのモニュメント。実際に使用されていた蒸溜釜なんです。よくみると使われていた年数が書いてあるので、チェック!
山崎の杜

山崎ウイスキー館に向かう入口にあるこの門。実は蒸溜釜を再利用して作られたもの。

実際に使用していた時期の刻印もあるので、探してみてください〜!
花壇

この花壇、よ〜く見てみると分かるんですが、ウイスキーを貯蔵していた樽でできているとか!
手前の花壇は樽を縦半分に、奥の花壇は樽を横半分に切って再利用されています。オシャレ…。
見学ツアー途中の廊下のモニュメント

蒸溜室から貯蔵庫へ向かうこの廊下。壁に飾られている作品もウイスキーを貯蔵していた樽を再利用!ステキな作品だったのでぜひ現地でどうぞ。
ステンドグラス

1階展示ルームにいくつかあるこのステンドグラス。こちらは竹林をモチーフにしているんですが、よく見ていると…

「SUNTORY」の文字が!
これは使い終わったサントリー製品の瓶を再利用しているため文字が残っているんだそう。この他にも蒸溜釜をモチーフにしたステンドグラスなど数種類ありました。
こんな小さな窓にもいろんな工夫があって見ていて楽しい!


アクセス
地図ではここ↓
住所は三島郡島本町山崎5-2-1。
簡単に道順↓

最寄りはJR山崎駅か阪急大山崎駅。どちらから来ても徒歩約10分程度です。
今回はJR山崎駅からの道順を。まず駅をでたら右へ行きます!

デイリーヤマザキが目印。

この看板があるので迷うことはないかと!

進んでいくと京都府大山崎町と大阪府三島郡島本町の府境へ。

あとは西国街道をまっすぐ進むだけ。奥に「山崎」と大きな文字が見えていますね!
阪急大山崎駅から来る方も、最後はこの道に合流するかと!

踏切を渡ったら到着です!
★山崎蒸溜所に来場者用の駐車場や駐輪場はないのでご注意を!
★駅周辺にコインパーキングなどはありますが、自転車・自動車の運転がある方はウイスキーの試飲ができないのでご注意を!
★駅周辺にコインパーキングなどはありますが、自転車・自動車の運転がある方はウイスキーの試飲ができないのでご注意を!
以上です!
サントリー山崎蒸溜所の見学ツアーはいかがだったでしょうか!見学ツアーに参加すると、この記事では載せきれないような豆知識や情報もたっくさん教えてくれます。
ただ人気ツアーのため、ツアー予約抽選日を前もってチェックしておくのがおすすめ。
「山崎」が日本や世界で評価されている理由、その価値などを再確認し、また高槻のお隣でこんな歴史あるすごい商品が作られているのかと魅力を再発見できたツアーでした!
お店概要
店名 サントリー山崎蒸溜所
営業時間 10:00-16:45(最終入場 16:30)
定休日 年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
住所 大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
電話番号 075-962-1423
駐車場 無
リンク 公式サイト
(※上記の情報は記事作成時点でのものです)
店名 サントリー山崎蒸溜所
営業時間 10:00-16:45(最終入場 16:30)
定休日 年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
住所 大阪府三島郡島本町山崎5-2-1
電話番号 075-962-1423
駐車場 無
リンク 公式サイト
(※上記の情報は記事作成時点でのものです)
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